ブログ「洋画DVDの英語術」で
2014.05.08 投稿「命令形を考える」
2014.08.19 投稿「仮定法現在」
で原形文という概念を提案しています。
すなわち英文法では動詞の原形を使う文として
命令文
祈願文
仮定法現在
などの名称が与えられています。
例えば映画「インビクタス」の 1時間2分25秒のところ
MANDELA: So it is very important that we beat Australia? Thank you.
ここの we beat Australia は現在形ではなくて仮定法現在 と言われるものです。
主語の we が he になってもhe beats Australia にはなりません。
he beat Australia のままです。
上記の命令文、祈願文、仮定法現在 を全て原形文と定義し内容によって意味を考えるとわかりやすいでしょう。
本来原形というのは無色でまわりの状況によって意味が変わるというように考えるのです。
仮定法現在などという文法用語は英語学習者を混乱させるもとです。
上記の beat が原形だとわかる英語学習者は少ないでしょう。
これが原形文であるというように教えれば理解しやすいように思えます。
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あき (日曜日, 24 5月 2015 21:52)
大変分かりやすい解説で頭の中の整理ができました。仮定法という明治の遺物的呼称に代わる斬新な呼び方で21世紀にふさわしいと思います。文法書もNET時代を迎えて脱皮する速度が速くなると確信します。